帯
ヒグマの会・TOP 道を横断するヒグマ 知床・親子グマ ルシャ川 カラフトマスとヒグマ デントコーンとヒグマ ヒグマ
ヒグマ情報館ヒグマ調査室被害を防ごうヒグマ写真館ヒグマの会とは
コンテンツ
区切り線
お知らせ・ニュース
最近の出来事・イベント情報
区切り線
ヒグマ情報館
   ヒグマの四季
   北海道のヒトとヒグマ
   ヒトとクマの8万年史
   世界のクマ
   ブックガイド
ヒグマ調査室
    研究最前線
   フィールド紹介
   事件を読み解く
被害を防ごう
   ベアカントリーの心得
   最前線に暮らす
   各地の取り組み
   教育用ベアトランク
   役立ちグッズ
ヒグマ写真館
区切り線
ヒグマの会とは
   趣旨/組織
   会の軌跡
   提言の記録
   ヒグマフォーラム記録
   ニュースレター
   問い合わせ・入会案内
  
クマリンク
 




会長のあいさつ

 
 会長就任にあたって

          坪田敏男(北海道大学大学院獣医学研究院)


 2017年4月、金川弘司前会長より引き継いで会長に就任しました。ヒグマの会としては、初代会長の故中川 敏氏を含めて3代目となります。40年も続いてきた本会の伝統と実績を尊重し、そこに新しい挑戦を加えることでさらなる飛躍を目指したいと思います。私自身は学生時代にお世話になった後、しばらく本州でツキノワグマの研究に従事しておりましたが、13年前に北海道に戻り、その後数年間ヒグマの会事務局の仕事に携わってきました。歴代の会長は10年以上長きにわたって要職を務められましたが、私としては1年1年着実に実績を積み上げていきたいと考えています。

 さて、ヒグマの会では、ヒグマを取り巻く諸問題について考える機会を作り、解決に向けた議論を重ね、そしてヒグマと人間とが共生できる社会作りを実践することを目標に掲げて、これまでに様々な事業を行ってきました。今後もこの路線を変えることなく、さらに進展するよう努力していきますが、中でも次の3点について重点を置きたいと考えます。

1)ヒグマを北海道のシンボル動物とする。
 これは30周年に続き2019年の40周年記念事業でも取り上げたテーマです。未だ北海道のシンボル動物が定められていないことを鑑み、この運動を盛り上げたいと思います。おそらく北海道(行政)に定めてもらうのは困難を極めることが自明なので、むしろヒグマの会が中心となり、他の市民団体とも連携して周知の事実となることを目指します。40周年記念事業で作成いただいた“Bear Land Hokkaido”のロゴを活用して、さらに世論を高めたいと思いますので、ご協力をよろしくお願いします。

2)地域社会や行政に対する情報提供・提案をします。
 ヒグマを含む北海道の野生鳥獣の保全や管理といった鳥獣行政に対してヒグマ専門家集団として建設的な意見を提示していきます。北海道ヒグマ管理計画(北海道策定)や知床半島ヒグマ管理計画(環境省策定)など、行政が定める計画について意見するのは勿論のこと、その実効性と結果について第三者として評価し、確実な成果を求めていきます。とくに悲惨なヒグマによる人身事故が起きないよう、よりきめ細かい対策が実施されるように機会あるごとに意見をしていきます。

3)市民の安全・安心を守るための市民活動を実践します。
 ヒグマは北海道の豊かな自然を支える重要な生物であると同時に、人に対して危害を与え得る脅威でもあります。上に記したように行政対応の改善を求めるとともに、一般市民のヒグマに対する正しい知識や理解を深めてもらうための普及啓発活動にも注力したいと考えます。40周年記念事業で制作した“ヒグマ・ノート”は大変好評ですので、広く道民に活用いただけるよう普及させたいと思います。また、ヒグマ・トランクキットを活用した、小中学校や動物園等でのヒグマ・レクチャーを実践し、道民一人一人にヒグマの価値と危険性の両面を理解してもらう努力を続けていきます。

 以上、毎年開催するヒグマフォーラムや年2回発行予定のニュースレターを利用して皆様のご意見をいただきながら着実に事業を進めて参ります。本会と同様の立場にある日本クマネットワークはこれまで以上に緊密に連携を図っていくことも課題の一つです。皆様の一層のご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。





役員

顧問 金川弘司 北海道大学名誉教授・北広島
会長 坪田敏男 北海道大学教授・札幌
副会長 山本 牧 NPO法人役員・旭川
副会長 間野 勉 団体職員・札幌
理事 伊藤哲治 酪農学園大学講師・江別
理事 大坂義臣 団体職員・札幌
理事 櫻井直樹 小樽支部猟友会員・小樽
理事 佐藤喜和 酪農学園大学教授・江別 事務局長
理事 下鶴倫人 北海道大学准教授・札幌
理事 釣賀一二三 団体職員・江差
理事 三枝弘典 北大ヒグマ研究グループ・札幌 学生代表
理事 向井 徹 団体職員・札幌
理事 山中正実 知床博物館長・斜里
理事 早稲田宏一 NPO法人職員・札幌 会計担当
監事 井部真理子 会社員・札幌
監事 神 武海 会社員・当別

・任期は2021年4月から2年間
・理事会は会長、副会長および理事で構成する。顧問および監事はオブザーバー参加できる。




規約


「ヒグマの会」会則


第1章 総則
(名称)
第1条 本会は「ヒグマの会」(Hokkaido Brown Bear Association、略称HBBA)と称する。
(事務所)
第2条 本会は事務所を北海道江別市に置く。
 (趣旨)
第3条 ヒグマは、北海道の豊かな自然の象徴であり、人間生活と深い関わりを持つ野生動物である。
ヒグマとヒグマが暮らす自然環境を永く後世に伝え、人間社会とのよりよい共生を実現することは、地域から地球全体につながる、自然と人間との結びつきを考えることにほかならない。
「ヒグマの会」は、ヒグマとそれをとりまく自然環境や社会に関心を持つ市民や研究者、農業者、狩猟者ら、幅広い層によって構成され、ヒグマに関する社会的な知識と理解を深め、会員による諸活動を発展させるために、人的交流や情報交換、地域における問題提起や解決への努力を推進する。

 (活動)
第4条 本会は、前条の目的を達成するため、次の活動を行う。
(1)ヒグマに関する情報、研究成果の収集と発信
(2)人間とヒグマの共生に関する普及啓発、教育、人材育成
(3)ヒグマとその生息地の保全、被害防止などに関する調査研究とその支援
(4)ヒグマに関する発表会、講演会などの開催とその報告集の発行
(5)地域社会や行政に対する情報提供、提案
(6)本会の活動紹介と情報発信のための会報発行、インターネット発信

(会員・会費)
第5条 会員と会費は次のとおりとする。
(1)一般会員 年会費3,000円
(2)学生会員 年会費1,000円 (小学生以上、大学院生まで)
(3)団体会員 年会費1口10,000円

第6条(退会・除名)
(1)会費を3年間以上滞納した会員は退会とすることができる。
(2)本会の名誉を著しく傷つけ、あるいは目的に反する行為をした会員は、総会の3分の2の議決をもって除名とすることができる。

第2章 組織
(総会)
第7条
(1)本会の最高決定機関として総会を置く。
(2)総会は本会の会員をもって構成する。
(3)総会は年1回、会長が会員に通知し、招集する。
(4)会長が必要と認めたとき、あるいは、理事会の過半数、または、会員の4分の1以上が求めたときは、臨時総会を開催する。
(5)総会の議決は、出席者の過半数をもってする。ただし、出席会員への委任状による投票を認める。
(6)議決権は個人、団体とも各1票とする。

 (議決)
第8条 総会では次の事項を議決する
(1)会則の改廃
(2)活動計画の決定
(3)予算・決算の承認
(4)役員の選任
(5)その他の重要事項

(役員)
第9条 本会に次の役員を置く。役員の任期は2年とし、再任を妨げない。
(1)会長  1名
(2)副会長 2名
(3)理事  12名以内
会長は理事の中から事務局長、会計、会報編集、学生代表を、それぞれ指名する。
(4)監事  2名
監事は会の会計および事務事業全般を監査する。

第10条 本会の運営に助言を受けるため、顧問を置くことができる。顧問は会長が委嘱する。

(理事会)
第11条
(1)本会の活動を円滑に行うため、理事会を置く。理事会は会長、副会長、理事で構成する。
(2)理事会は予算の執行、事業の実行、対外交渉、その他の事項を協議決定する。
(3)理事会は会長が招集する。電子メールなどによる書面会議を認める。
(4)理事会の議決は、構成員の過半数をもってする。同数の場合は会長が決する。
(5)監事は、理事会に随時出席し、資料を求め、意見を述べることができる。

(事務局)
第12条 本会の事務事業、会計、会報編集、広報その他を行うため、事務局を置く。事務局長が統括し、担当理事および担当会員がこれにあたる。

      第3章 会計
 (会計年度)
第13条 本会の会計年度は毎年4月1日から翌年3月31日までとする。
 (収入)
第14条 本会の経費は、会費、補助金、寄付金、事業収入、その他の収入をもって充てる。

 (監査)
第15条
(1)会長は、毎会計年度終了後1カ月以内に、経理・財産状況、業務執行状況を監事に提出しなければならない。
(2)監事は遅滞なくこれを監査し、結果を会長に通知しなければならない。
(3)会長は前項の監査結果を総会に報告し、承認を得なければならない。

付則 本会則は2020年4月1日から施行する。




Copyright (C) 2010 higumanokai. All Rights Reserved.
site map    個人情報保護について   このサイトについて